人間の英知、その功罪

 灼熱の日々が続いています。これは、もはや異常気象ではなく、季節柄の気象状況と言えます。この季節は、35℃を超えることが当たり前になってきました。誰もが熱中症のリスクを伴う日常になってきています。仕事でも私生活でも身体が求める水分補給が必要です。今までが大丈夫だから、と高をくくらず、しっかりと自分の身体の管理をしていきましょう。健常な大人でもそのリスクを伴う訳ですから、小さな子供や高齢者はなおさらです。周囲の人に気配りしながら猛暑に立ち向かいましょう。
 さて、先般、今や世界企業のスターバックスがプラスチックのストローを廃止するというニュースが飛び込んできました。飲料やフラペチーノに付いてくる、あれです。確かにどの商品にも冷たい商品には大抵ついてきます。これ、無いと困るものなのでしょうか。飲み物は、容器から直接飲めないことはありません。問題は、フローズンやフラペチーノです。本当は、私、スタバにどのようなメニューがあるかは、実は知りません。ニュースを見て調べてみたのです。フラペチーノなどは、これは直接、口を当てて飲める代物ではありませんね。口の周りがホイップだらけになります。店の中では、例えば、プラスチックのストロー等が無くてもステンレスのスプーンとかで代用は利きます。問題は、テイクアウトです。そもそも問題なのは、テイクアウトした人々が、無造作にストローをポイポイ捨てるから、マナーという言葉を全く知らない輩が、そこら中に捨てることから始まっているのです。そりゃー、そのことで自然環境が破壊されるし、海も山も汚れるわけです。ん?待ってくださいよ!そんなマナーやルールを知らない人間のためにストローを廃止するわけですか。それは、スターバックスだけが廃止するだけでよいのですか。この論理で行くと、地球上のありとあらゆるストローを無くさないといけないのではないのですか。そこで、調べてみました。ストローとは何ぞや?これは、コップを置いたまま、液体を口の中に入れるためのもの、犬や猫のようにコップに口をもっていかなくても上品に飲み物を飲めるためのもの、なのです。ストロー、即ち、その語源のように麦藁を使ったアイデア商品だったのです。思い起こせば、幼少のころは、この本物の麦藁でジュースを飲んでいた記憶があります。そうだ!ストローを再び麦藁に代えればいいじゃないですか。スタバのコーヒーに麦藁が刺さってくる、これ、レトロ感満載で、しかも、土に還る素材で超エコロジーではないですか!非常識な人間がポイ捨てしても致命的な弊害には成らないじゃないですか。ついでにカップも紙にして、万一、どちらもポイ捨てされても自然に還るようにしてみたらいいのではないでしょうか。この案件、どこでどう煮詰まっていくのでしょうか。世界のすべてのファストフード店は、どのように追随していくのでしょうか。先ほども述べましたが、マナー、モラルを徹底的に教育すれば、ストローを廃止するよりエコロジー文化に大いに貢献できるのではないでしょうか。何か、私は、そう言うことに行き詰った人間、企業がネガティブに対応しているように思えてしまいます。ポリエチレンやプラスチックは捨てるべきところに捨てる、ポイ捨ては厳罰であることを知らしめる世間であるならば、容易に改善して行けるのではないでしょうか。さあ、このストロー騒動は、どの方向に向かっていくのでしょうか。大変興味があります。余談ですが、ストローの先を蛇腹のように曲げて飲めるもの、あの発明は、日本人で日本の企業だそうです。病気の友人を見舞ったときにコップを傾けるのに限界があり、苦労しているのを見て思いついたアイデアでした。何れにしても、地球を汚しているのは人間以外の何者でもありません。原始以来、人間は英知を結集してよりよい生活を築いてきたのに、ここでまた害を及ぼすのもまた人間です。再び、氷河期以来の苦難の方向に向かっているのでしょうか。