反省という名の人間力

 年の瀬を迎え、やはり寒波が到来しています。冬らしいと言えばそうなのですが、その寒さが身に沁みます。風邪も含めて多くの罹患を心配しなくてはなりません。そういう意味ではより一層健康には気を付ける時期ではあります。それぞれに今一度、予防ということを認識して、あと少しの今年の仕事に取り組んでいきましょう。

 さて、この時期になりますと自ずと今年一年の反省を意識することとなります。良いことが多かったのか?悪いことが多かったのか?人それぞれに悲喜こもごもが、あったことと思います。良いことが多かった場合には、あまり反省ということがありません。楽しく、嬉しく過ごしたことでしょうからそれで良かった、になります。では、悪いことが多かった場合は?もちろん、反省の嵐です。反省ですから、怒っても仕方がないし、悲嘆に暮れても意味を成しません。反省とは、その原因を究明して次の同じ状況の時に繰り返さないということです。反省だけならサルでもする、といいますが、果たしてサルは反省するのでしょうか。同じ事をまた繰り返していると思います。ただ、痛い目に遭うと習慣として同じ失敗は繰り返さないのではないでしょうか。そうすると、同じ失敗を繰り返す人間は、サル以下ということになってしまいます。あー、サル以下のことを今年もやらかしてしまった!中身は申し上げられませんが・・・・!皆さんは如何でしたか?とにかく、今年冒した失敗や迷惑は、なぜそうなったのかの究明を十二分に行い、どうすればそんな失敗やご迷惑をかけることが無くなるのか熟考しなければなりません。その反省を忘れなければ来年に向けて輝かしい改善が生れることとなるでしょう。仕事というのは、指示があったことだけを行えば良いというものではありません。指示を受けた内容を更に自分なりに吟味して、どうすれば更に良いものを編み出せるか、どうすれば顧客満足度を上げられるか、どうすれば自己啓発の一助になるのかを徹底的に考えることが求められます。そして、それが思い浮かんで実行に移したとき、それまでの反省が機能して、ようやく仕事の良い結果が現れてくるのです。何も考えなければ何も新しいものは生まれてきません。考えるということは、パワーがいることですが、そこにパワーを集中させることこそ、自分自身をステップアップさせる瞬間であると考えています。反省と後悔は全く違います。ともに振り返ることですが、反省は今後に向けての糧となりますが、後悔は終わったことをぶり返すだけのことです。覆水盆に返らず。こぼれた水は土に浸み込むだけです。次の水を求めて努力していきましょう。皆さんも様々な悪いことがあったと思いますが、今までもこれからもまた遭遇することになるでしょう。そんなときには過去の経験を活かして対応策を講じればよいのです。何度も同じことで頭を打つ人は、それはそれで強い人間かもしれません。但し、余計に疲れるだけなのですが。だから、できるだけ一度のアクシデントで済むように危機回避力を身に着けたいものです。やっぱりそのためには考える力を養うことが一番です。人間の本能は、瞬時に危険を回避する能力を授かっています。これは、人間のルーツが野生動物である証でもあります。野生動物から人間に変遷できた理由は何か。それは好奇心であったのかもしれません。今も野生動物は火を怖がり、近寄りません。しかし人間はその火を暖房に活かしたり、食べ物の調理に活かすことができたのです。現代人の我々も今一度、その人間の特性を活用していきたいものです。好奇心、考える力、応用、夢や希望、自分自身の中にある潜在能力を来たる2018年に引き出すことができれば面白い年にできるのではないでしょうか。良いことも悪いことも今一度、反省してみて年末を過ごしてください。そして、良いことも悪いことも笑い飛ばして新年を迎えたいものです。一年間、お疲れさまでした。