天と地と

 またもや日本列島が揺れています。岡山、広島をはじめ、列島を巻き込んだ集中豪雨、大阪北部域の震度5強の地震、猛威を振るった台風21号、そして、間髪入れずに発生した道央の震度6強の地震、今、地球の煽動と自然の変動の真っ只中に日本は置かれています。どれも人間の意思では如何ともし難く、成す術もありません。人間が如何に無力か、改めて知らしめるように災害が続いているのです。人知を結集して、天候の予想や地震の発生予知は格段に精度を増しました。しかし、大災害を未然に防ぐには至らず、結果として大きな被害になってしまいます。大気汚染や海洋汚染は、人間が自ら生み出したものですが、地殻変動や天候の変化は、自然の摂理というほかはありません。総ては、太陽がもたらす影響なのです。そういう意味では、人類の守護神は、太陽であるのかもしれません。そんな環境で私たち人類、人間は、そんな天地、自然に抗うことなく文明を築き上げ、そこで創造した英知の下で日々暮らしています。いや、太陽は、守護神であるだけではなく、破壊神でもあるのかもしれません。大阪万博のシンボルである太陽の塔の表の顔は、守護神であるようにも見えます。そしてその裏に描かれた黒い太陽は、破壊神であるかのようにも思えます。もし太陽がなければ太陽系の宇宙は存在せず、もちろん、地球も全く存在していなかったのです。不思議です。本当に太陽は神秘です。太陽に黒点が現れる年は、暑い地球になると言われています。今年はその年のようです。太陽は燃え尽きることは無いのでしょうか、と素人考えで思うことがあります。もし、燃え尽きたらと想像してみると無限に状況が浮かび上がります。自作のSF映画が出来そうです。平穏な毎日であればそんなことも考えることは無いでしょうが、災害が続くと不安と悲嘆で余計なことを考えてしまうのかもしれません。やっぱり、春のうららかな陽光や秋の彩り豊かな季節感がいいですね。地球の守護神、太陽様にそのようにお願いしておきましょう。
 さて、話は現実に戻りますが、台風21号の猛威で関西国際空港が沈みました。こんなことがあるのでしょうか。そもそも何もない海を埋め立てた土地だから当然、海に囲まれているわけですが、満潮、台風の気圧の低下で海面がせりあがって地上を覆ってしまったのです。しかも、連絡橋が台風の影響で通行止めとなり、ダメを押すようにタンカーが連絡橋にぶつかって、なんと、道路そのものをずらしてしまいました。これは、人災でしょうか、それとも天災なのでしょうか。人間が作ったから人災です。でも、自然の猛威がもたらしたから天災でしょうか。関空自体、そもそも年々地盤沈下しているとのことです。開港から24年、その間に何メートルも沈下しており、現在も沈下し続けているのです。もちろん、最善の対策が施され、問題なく対応されているのですが、今回の状況を鑑みると少し不安がよぎります。台風はまた来るでしょう。それよりも、東南海地震が、もし、発生したら今回のような被害だけで済むでしょうか。津波です。恐ろしいのは。それこそ、ターミナルもなぎ倒し、連絡橋も破壊されれば、空港自体が壊滅してしまうのではないでしょうか。結構ネガティブな想像ですが、今回の台風による被害を目の当たりにするとあながちネガティブに終始するだけではないような気がします。それこそ人間の英知を結集した大阪人自慢の国際空港でありますから、これからも無事であることを祈りたいものです。えっ?想像ばかりして「ボーっと生きてんじゃねーよっ」ですか?はいっ!足元を見つめて襟を正して頑張ります!ちこちゃんに叱られぬように!